■【秋】森のミュージシャン
コロコロ リー と茂みの中ですてきなハーモニー。実は、あの音は鳴き声ではないんです。


森のミュージシャンは、地獄の大王エンマさまと同じくらい迫力のある顔をしているため、エンマコオロギと命名されたといわれます。 写真はオス。はねに複雑な筋がついていることでメスと見わけられる。このはねをこすりあわせることによって、美しい音を出すんだ。


こっちの写真(中央)はメス。オス(写真左上)に比べると、羽の筋模様が整然としているね。また、おしりの長い産卵管も、おきな特徴だ。

おとなしそうなコオロギも、実は非情な面をもっている。オスといっしょに飼っていると、卵を生む前に、オスを襲って食べてしまうことがあるんだ。

きっと沢山の丈夫な子供たちを産むために、栄養をつけるためなんだろうな。(ボクたちは人間に生まれてよかった〜^_^;)。


これは「ウマオイ」。ズイーッチョン、ズイーッチョンと、張りのある声でせわしなく鳴くんだ。この声を、馬を追いたてる声に見立てて「ウマオイ」という名がついた。
夜に活動し、鋭いトゲのある前あしを使ってほかの昆虫を捕らえて食べる。



キリギリスは、強いアゴの力の持ち主。かまれると血が出ちゃうから、気をつけて観察しよう。

キリギリスは鳴き声に対して鳴き返すユニークな昆虫だ。これは縄張りを示したり、オスがメスを誘うのに鳴き声を使うからと言われているけど、秋の夜長には、どんなことを囁いているんだろうね(^^(‐^っ。

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